デートで使うバーは、「雰囲気が良さそうかどうか」ではなく、「二人で話せるかどうか」で選ぶと外しません。
写真で見て素敵だった店に入ったら、音楽が大きくて会話が続かなかった。隣の席が近すぎて、込み入った話ができなかった。そういう失敗は、たいてい雰囲気で選んだときに起きます。
この記事では、話せる店を見分ける具体的な目安と、当店の実際の条件を書きます。神戸・三宮でバーを探している方の判断材料になれば幸いです。
デートのバー選びで、失敗が起きる3つの原因
1. 音量が、会話の音量を超えている
盛り上がっている店は、楽しそうに見えます。けれど会話をするには、声を張らなければなりません。声を張る会話では、込み入った話はできません。 打ち解けたい相手と行くのであれば、静かすぎるくらいの店のほうが向いています。
2. 席の間隔が近すぎる
隣の会話が聞こえる距離は、こちらの会話も聞こえる距離です。人は無意識にそれを察して、話す内容を選びます。席が詰まっている店では、当たり障りのない話しかできません。
3. 滞在時間の見通しが立たない
長居できるのか、一杯で出るべきなのか。それが分からないまま座ると、落ち着きません。混雑する時間帯や閉店時刻を事前に知っておくと、その日の組み立てが楽になります。
話せる店を見分ける3つの目安
事前に確認できるのは、この3点です。
| 見るところ | 望ましい状態 | 確認の方法 |
|---|---|---|
| 席数 | 20席以下の小規模 | 店の紹介ページ・写真 |
| 営業時間 | 深夜まで営業(時間に追われない) | 公式サイト・地図アプリ |
| 席の形 | カウンターがある | 内観写真 |
席数が少ない店は、それだけで音量が上がりにくくなります。人数が増えれば声は大きくなり、大きくなればさらに大きくなる。小さい店が静かなのは、内装ではなく人数の問題です。
席の形で、会話の距離は変わる
意外に見落とされがちですが、座り方は会話の質を変えます。
| 席 | 視線 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| カウンター(横並び) | 正面からぶつからない | 初回・まだ緊張がある・沈黙が怖い |
| テーブル(向かい合わせ) | 正面から合う | 打ち解けた相手・3名以上 |
横並びは、視線を外せます。グラスを見ながら、正面の棚を眺めながら、話せる。沈黙が「気まずさ」にならないのが、カウンターの最大の利点です。
まだお互いを探っている段階なら、カウンターをおすすめします。
SLICE BARの場合
判断材料として、当店の条件をそのまま書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間(平日) | 16:00〜24:00 |
| 営業時間(土日祝) | 12:00〜24:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 席 | カウンター7席/テーブル1卓(最大6名)・最大13名まで |
| 貸切 | 可能です(事前にご相談ください) |
| ご予約 | 電話またはお問い合わせフォーム(予約なしでもご来店いただけます) |
| お支払い | 現金・PayPay・クレジットカード |
| 喫煙 | 全席喫煙可(紙巻き・加熱式・葉巻とも)/苦手な方はお申し出ください |
| 所在地 | 神戸市中央区中山手通2-13-8 エール山手ビル1階 |
1947年から神戸・三宮で続けている店です。カウンター7席とテーブル1卓のみで、店内に大きな音楽は流していません。構造として、静かにならざるを得ない広さです。
土日祝は12時から開けているので、昼の予定のあとにそのまま一杯、という使い方もできます。詳しくは三宮で昼から飲めるバーに書きました。
向いている方・向いていない方
先に書いておきます。合わない方に無理にお越しいただいても、良い夜にはなりません。
向いている方
- 静かに、相手の話をきちんと聞きたい方
- 数時間ではなく、1〜2杯で心地よく切り上げたい方
- カウンター越しの会話を楽しめる方
向いていない方
- 煙をまったく受けつけない方(全席喫煙可です。苦手な方はお申し出いただければ配慮をお願いしますが、分煙設備はありません)
- 大人数で賑やかに過ごしたい方(7名以上もご案内できますが、静かな店です)
- 個室をお探しの方(個室のご用意はありません)
喫煙可であることは、デートの前に必ずご確認ください。当日になって相手が困る、というのが一番避けたい事態です。
なお、苦手な方はその場でお申し出いただければ、周囲のお客様に配慮をお願いします。遠慮なくお声がけください。
時間の組み立て方
食事のあとに寄る場合、20時〜22時頃に入る方が多くいらっしゃいます。
| 入店時刻 | 過ごし方の目安 |
|---|---|
| 19〜20時 | 食事前の一杯。軽く一杯だけ |
| 20〜22時 | 食事のあと。最も多い時間帯 |
| 22〜23時 | 締めの一杯。24時閉店まで余裕があります |
| 土日祝の12〜16時 | 昼のデートの締めくくりに |
二軒目としてお使いいただくのが、最も自然な形です。 食事の席では料理の進行に時間が支配されますが、バーではその主導権が手元に戻ります。一杯で帰ってもいいし、三杯いてもいい。相手の様子を見ながら、長さを決められます。
「そろそろ出ようか」を切り出しやすいことは、初回のデートではとくに効きます。
当日、迷わないために
服装で悩む方はBARの服装ガイドを、会計の仕組みが不安な方はバーの会計ってどうなってるの?をご覧ください。
何を頼めばいいか分からない場合も、心配は要りません。カクテルの頼み方に書いたとおり、名前を知らなくても「甘くないものを」「軽めのものを」で十分に伝わります。お連れの方の好みも、伺えばこちらでお選びします。
お連れの方がお酒を飲まれない場合も、問題はありません。ノンアルコールもバーテンダーがお作りします(お酒が飲めない人とバーへ行くとき)。飲める・飲めないで、デートの場所を狭める必要はありません。
ご予約はお電話(078-221-2666)またはお問い合わせフォームから。予約なしでもご来店いただけますが、席数が少ないため、確実に座りたい日はご一報いただけると確かです。
79年続いたカウンターで、静かな一夜を。