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バーの服装
バーを楽しむ

【バーの服装】ジーンズはOK?男女別の正解コーデとNG例を老舗が解説

初めてのオーセンティックバーに行こうと思ったとき、お酒の種類以上に頭を悩ませるのが「服装」ではないでしょうか。

「映画で見るようなタキシードやドレスじゃないと浮いてしまう?」
「仕事帰りのスーツはいいとして、休日のジーンズは失礼?」

鏡の前で何度も着替えた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ご安心ください。

現代BARにおいて、そこまで堅苦しいルールを設けている店はごくわずかです。

今日は、78年間続くBARのカウンターからお客様を見守ってきた私が、「バーで恥をかかない、ちょうどいい服装(スマートカジュアル)」の正解についてお話しします。

タキシードは必要ありません|大切なのは「清潔感」

大切なのは「清潔感」

まず結論から申し上げます。

ほとんどのバーにおいて、タキシードやイブニングドレスのような正装は必要ありません。

私たちがお客様の服装で最も見ているポイント。

それは「高級ブランドを着ているか」ではなく、「清潔感があるか」です。

全身ユニクロや無印良品であっても、シワがなくパリッとしていれば、それは立派な「バーの装い」です。

逆に、数十万円のブランド物でも、ヨレヨレであればお店の雰囲気に馴染みません。

キーワードは「スマートカジュアル」。

高級ホテルのラウンジや、ちょっと良いレストランに行く時の服装をイメージしていただければ間違いありません。

【男性編】失敗しない鉄板コーデとポイント

【男性編】失敗しない鉄板コーデとポイント

男性の場合、迷ったら「襟(えり)のある服」を選べば間違いありません。

襟付きシャツ + ジャケットが最強

Tシャツ一枚だとどうしてもカジュアルになりすぎてしまいますが、上に「ジャケット」を羽織るだけで、一気に大人の男の装いになります。

夏場であれば、ポロシャツや、パリッとしたリネンシャツも素敵ですね。

Q. ジーンズ(デニム)はOK?
A. はい、OKです。 ただし、以下の点にご注意ください。
  • 〇 OKなジーンズ:濃い色(インディゴや黒)、シルエットがきれいなもの。
  • △ 避けたほうが無難:極端なダメージ加工(穴あき)、過度な色落ち、ダボダボの腰履き。
  • 「きれいめなジーンズ」に革靴や清潔なスニーカーを合わせるのは、非常に粋なバー・スタイルです。
    Q. スニーカーはOK?
    A. きれいめならOKですが、サンダルはNGです。
    最近はスニーカー通勤も増えていますので、汚れていないシンプルなスニーカーなら問題ありません。
    ただし、ビーチサンダルやクロックス、部屋履きのようなジャージ素材の靴は、安全面(ガラス片などで怪我をする恐れ)と雰囲気の観点から、お断りするお店が多いです。

    【女性編】「頑張りすぎない」おしゃれのコツ

    【女性編】「頑張りすぎない」おしゃれのコツ

    女性のお客様は、普段の「お出かけ着」で十分素敵です。

    ワンピースやブラウス、ニットなど、ご自身が自信を持てる服をお選びください。

    気をつけたい「露出」と「空調」

    バーの店内は、お酒の品質管理や、お客様が上着を着ていることを想定して、少し空調を強めに(涼しく)設定していることがあります。

    過度な露出は冷えてしまうかもしれませんので、ストールや薄手のカーディガンが一枚あると安心です。

    最大のポイントは「香水」

    服装以上に気をつけていただきたいのが、「香り」です。

    バーは、ウイスキーやフルーツの繊細な香りを味わう場所。

    素敵な香水も、バーという密室では「強すぎる刺激」になることがあります。

    バーに行く日は、香水を足首に少しだけにするか、控えるのが「バーの淑女」の嗜みです。

    大きな荷物は預けましょう

    ショッピング帰りなどで荷物が多い場合は、カウンターに持ち込まず、スタッフに預けましょう。

    小さなクラッチバッグ一つでグラスを傾ける姿は、とても絵になりますよ。

    これだけは避けたい「NG服装」リスト

    これだけは避けたい「NG服装」リスト

    お店によっては入店をお断りされることもある、代表的なNG例を挙げておきます。

    • ジャージ・スウェット上下
      (「部屋着」や「寝巻き」に見えるものは、非日常の空間を壊してしまいます)
    • 作業着・泥で汚れた服
      (お仕事帰りは尊いものですが、椅子や他のお客様の服を汚す可能性がある場合は着替えましょう)
    • 帽子(キャップ・ハット)
      (ファッションの一部ではありますが、本来、室内で帽子を被ったままでいるのはマナー違反とされています。席に着いたら脱いで、膝の上や預かりに出すのが紳士的です)

    神戸三宮「SLICE BAR」は普段着でどうぞ

    神戸三宮「SLICE BAR」は普段着でどうぞ

    ここまで一般的なお話をしましたが、当店について言えば、ドレスコードは設けておりません。

    清潔感さえあれば、ジーンズでもスニーカーでも大歓迎です。

    高価な服で緊張して味がわからなくなるよりも、着慣れた服でリラックスして、お酒と会話を楽しんでいただきたいのです。

    「今日はちょっとラフな格好なんだけど、いいかな?」

    もし不安であれば、入店時にそうおっしゃってください。

    「もちろんです。お待ちしておりました」と、笑顔でお迎えいたします。

    服よりも「楽しむ心」を纏(まと)って

    服装は、あなたを守る「鎧(よろい)」であり、気分を高める「スイッチ」です。

    少し背筋が伸びるジャケットを着るもよし。
    リラックスできるお気に入りのシャツを着るもよし。

    大切なのは、服そのものではなく、その服を着て「今夜を楽しもう」とするあなたの心です。

    神戸三宮の夜、あなたらしい装いで、あの重たい扉を開けてみてください。